紛失しかけた図書館の本

つい先日のこと、図書館から借りてきた小説がどうしても見つからず、すわ賠償か、というところまで追い詰められてしまいました。このまま返さないでいれば督促の電話が来るようになり、それでも返さなければブラックリストに載って本が借りられなくなる(とネットで言われていました)となれば、かなり焦って必死に探しました。家族や、貸出期間中に会いに行った友人も巻き込んで、丸1日探したのですが、それでも見つかりませんでした。
小説自体の価格はそれほど高額ではなかったものの、やはり賠償となると……と暗澹たる気分で夜を明かした翌日、私の気分とは裏腹に、からりと晴れた空がまぶしかったので、気分を変えるためにも布団を干そうとどたばたしていると、先々日の掃除の際、邪魔だったので部屋の隅に積んでいた毛布の下からその小説が……。
「あったー!あったよー!」年甲斐もなく声を張り上げてしまいました。巻き込まれた家族も友人も喜んでくれましたが、毛布の下にあったことを明かすと呆れ顔をされました。多分、掃除のばたばたで注意力が散漫になっていて、そのまま毛布を積み重ねてしまったのでしょうね。
何にしてもほっとして、その日のうちに返却に行きました。以来、借りてきたものは決まった場所に置くようにしています。もしかしたら1発でブラックリスト入りかもしれないと、それはそれはガクガクしていたので。あんな思いはもう御免です。

 

母とウィンドウショッピング

この間、母といっしょにウィンドウショッピングに行ってきました。私もちょうど新しい服が欲しかったので、うまいこと甘えて1着くらい買ってもらってしまおう、という下心もありました(笑)。私がドライバーになって高速で車を飛ばすこと30分、郊外型のショッピングモールに出掛けました。少し遠くはあるのですが、その分品揃えが豊富で、2人それぞれの需要を満たすことが出来るので、母といっしょの時は特にここを選ぶようにしています。
まずは私の好きなブランドのある専門店街からぶらぶらと見て回り、次に目に付いたショップを片っ端から見て歩きました。私は試着してから選ぶタイプ、母は備え付けの鏡の前で身体に当てるだけでチャキチャキ選ぶタイプで、ショッピングのスピードが全く違うのですが、やはり相手に意見を聞けるというのは良いものですね。残念なことに、私は好きな服と似合う服が一致しないタイプなので、セールスやお世辞の絡まない忌憚のない意見というのはとても頼りになります。
母も世代の違う私の目を頼りにしてくれているようです。その日はお互いに納得出来る買い物をすることが出来ました。和やかな雰囲気の中、最後に私が本屋さんで小説を見ようとすると、「あ、あたしは休んでるから」と彼女はカフェに行ってしまいました。まあそんなものですね。

 

寂しさが襲ってきた日

この間、せっかくの休日だというのに私以外の家族が全員出払っていた日がありました。外出の予定は全くなく、1日小説を読んでいるつもりだったので、午前中は「静かで楽で良いわ~」なんて心の中でエヘラエヘラしていたのですが、大体の家事を終えてじっくりと腰を据えることが出来る午後になって、段々と寂しくなってきてしまいました。
家の中のどこに行っても、誰の気配も感じない、誰の話し声も聞こえてこない……。そう珍しいことでもないはずなのに、その日は妙に意識されて、家の中もろとも私の中ががらんどうになってしまったかのようで、背筋がぞおっとしました。
読書というのは基本的に1人で行うものですよね。私は昔からその時間が大好きでした。1人で作者や登場人物たちと向き合い、頭の中に自分だけのイマジネーションの王国を築き上げていく。その作業は正直、誰かと交友を深めるよりも魅力的だと思っていました。
ですが、その日はどうにも集中力が続きませんでした。早く誰か帰ってこないかと玄関の方につい耳を澄ませてはため息をつき、ついに扉が開けられる耳慣れた音が聞こえた時の胸の高鳴りといったら……!1人でない時間も良いものですね。しみじみと思いました。

 

かつて1度読んだきりだった小説

この間、子供のころに1度さらっと読んだっきりだった長編歴史小説シリーズを、再び読む機会がありました。書棚の整理中だという友人が貸してくれたのですが、表紙を見るなりその頃の思い出がぶわっと蘇ってきて感慨深かったです。
私が初めてその小説を読んだ場所は、学校の図書室でした。ただ、本当に1度目を通したきりだったので、思い出されたのはその小説とは直接関係はないはずの記憶ばかりでした。人間の記憶って色々一緒くたに団子状になっているのかしら、なんて思いを馳せた次第です。
内容はというと、登場人物がものすごく多いことでも有名な、古代中国の冒険小説が原作のものです。確かあの頃は、巻の始めに付いている登場人物表を目にしてもろくに頭に入れないまま、とにかく話の流れだけ把握してしまおうと、前のめりになって読んでいました。
今改めて読んでみると、確かにシナリオの大まかな流れは覚えていたものの、登場人物については全くと言っていいほど把握していませんでした。とある印象深い2つのシーンで、行動を起こした人物たちがそれぞれ綺麗に逆になっていたほどです。この機会にちゃんと味わって読め、という天からのプレゼントだったような気がします。

 

遥か昔の高級品

先日、とある新書を読みました。それは「唐物」について書かれたもので、要は昔の海外ブランド品という位置づけになるようです。大陸と交流するには海を渡るほかなかった時代、ごく限られた人しか手に入れることが出来なかったそれらの品々について、面白いことが色々と書かれていました。
中でも特に興味を惹かれたのが、某平安時代を代表する女流文学の登場人物の話でした。人物によって和物贔屓か唐物贔屓かきちんと線引きされており、どういう人となりかを知る重要な手がかりになっているそうです。原文と日本語訳と注釈が併記されているような本ではさらっと触れられているだけだったそれらの情報を、物の価値も含めてより詳しく知ることが出来て、とても勉強になりました。
その上で改めてその物語を読み返してみると、千年前の演出の妙がはっきりと感じられて、とても面白かったです。と同時に、昔の人にも海外ブランド品に権威を感じる人はいたのだなあ……と。富や権力の象徴の1つでもあったそうですから、当然といえば当然ですね。
私も実はちょっと憧れています。バッグ1つとっても、とても手が出ない値段ではあるものの、本音を言うならやっぱり1つくらいは所有してみたいです(笑)。唐渡りの書物もまた貴重だった時代を思うと、海外の小説で満足しておいた方が無難な気もしますが……。

 

一見閉業した喫茶店

先日、友人に連れられてとある喫茶店に足を踏み入れました。そこは一見、営業しているのかしていないか分からないくらい寂れた外観をしています。自家用車で何度かその脇を通り過ぎたことがあったのですが、てっきり閉業しているものと思っていました。しかし実際はそんなことはなく、地元でとても愛されている、居心地の良い場所だということでした。
ドキドキしながら入ってみると、外観から想起されるイメージ通りの、とてもクラシックなしつらいが目を惹きました。重厚な色合いのソファにテーブル、ルネサンス期の天使像や天井画のレプリカ。好事家のコレクション室にも似て、独特の雰囲気が漂っていました。
ふっかりとよく沈むソファに座り、注文したのは友人おすすめのチョコレートパフェ。良心的な価格でした。そして運ばれてきたものにびっくり。チェーン店のレストラン等ではまずお目に掛かれないような、非常にコストパフォーマンスの高いものでした。自家製のバニラアイスにたっぷり掛かったチョコレートソースは少しほろ苦くて、今までこの場所を知らなかったことを残念に思いながら食べました。
それから2時間ほど、映画に小説に仕事の愚痴と、好き放題おしゃべりしていたと思うのですが、迷惑そうな顔をされることもなく、とても穏やかで、心安らぐひとときを過ごすことが出来ました。また近いうち行ってきます。

 

私のジンクス

毎年毎年必ずやることって、結構私の中では大切だったりします。たとえば、新年が明けたらすぐに新しいブックカバーとしおりをおろすこと。これは、新しい気持ちで今年の読み始めをしたいという気持ちから、高校のときから始めた儀式です。良い作品に出会える気がするんですよね。これ以外にも必ず行うおまじないとかジンクスみたいなものは多いんですけどね。
毎年欠かさないものと言えば、イベントごともそうですね。お正月に欠かせない御節や初詣もそうかもしれません。節分には鰯や豆を食べますし、冬至にはかぼちゃを食べます。これもジンクスの一つだと思うんですが、これをやっておけば健康で居られる気がするんですよね(笑)でも、季節行事の食べ物はその時期に旬なものはもちろんですが、不足しがちな栄養素を取れると聞いたことがあるので、ますます欠かさないようにしています。
雑誌のインタビューとかを見ていると、俳優さんでもスポーツ選手でも、自分なりのジンクスを大切にしている人って結構多いみたいですね。私と同じように、日々の節目になる節句を欠かさないことをジンクスにしている人も多いようなので安心しました。こういうのをやっていると年寄り臭いなんていわれてしまうこともありますけど、やっぱり昔から続いてきたことってそれなりに理由もあるし、ゲン担ぎなので気にせず続けようと思います。

 

港町に行ってきました

先日、とある港町に行ってきました。魚介類がおいしいと噂の場所なので、期待に胸を膨らませながら訪れてみると、お店がたくさんあってどこも盛況。一体どこに入って良いのやらわからない状態でした。
とりあえずスマホで口コミサイトを検索し、1番食べたいと思ったメニューのある店に入りました。港町だけあって店員さんたちはとても元気が良かったです。名物だという生桜エビと、写真がとてもおいしそうだったいくら丼を注文しました。生桜エビは酢醤油とわさびでいただきました。殻のクリスプな歯触りと、ほんのりと甘い身が口の中でとろけるようで、何とも美味。驚いたのがいくら丼。観光地ですし、まあお値段相応か、それ以下の大きさだろうとたかをくくっていたら、望外の盛りっぷりにしばしポカーン。味付けは酢飯も含めて甘目かつ濃い目でした。でもしつこくはなく、あっという間に食べ終わってしまいました。
お店を出ると、辺りには夕闇が迫っていました。防波堤の上から眺めた海が、金に銀に照り輝いているのがとても美しかったです。山際から広がる夜の藍色、きらりと輝く夕星。小説の中に入り込んだようで、夢中で写真を撮りました。おなかがちょっと苦しかったのですが、とても楽しかったです。

 

色んな対策方法を試してます

最近女性向けの雑誌でよく特集を組まれているのを見かけますが、冷え性が寒い時期だけのものではなくなってきているそうですね。そういう私も万年冷え性なので、冬場はもちろん夏場の対策とかを教えてくれる雑誌の特集はありがたい存在です。
その中で私が一番気になったのは、「腸活」という言葉。最近は、きのこを食べることをすすめる「菌活」とか、いろんなものがありますが、腸の働きを整えるよう心がけることなんだそうですよ。昔からよく言われている乳酸菌をとるとか、食物繊維をよく噛んで食べるとかもありましたが、びっくりしたのはヨーグルトの食べ方。
冷え性の人にはよく共感してもらえるんですけど、ヨーグルトを食べるとおなかが冷えてしまって逆効果になってしまうことがあるんですよね。冷蔵庫から出して常温に戻して食べる人も居るみたいですけど、夏場は心配だし、冬場は部屋の温度も冷蔵庫並みなんていうこともありますよね。そういう人には、レンジで温めるといいんだそうです!少し水や牛乳を加えて、30秒ほど温めるとちょうど常温くらいの温度になるんですよ。その記事を見つけてからさっそく試しているんですけど、ヨーグルトを食べてもおなかが冷えないので重宝しています。
こういう有益な情報が多いので、見かけたときは必ずチェックするようにしています。何でも鵜呑みにするのは良くないかもしれないですけど、自分に合う対策がどこに書いてあるかわからないですからね。ちょっとずつでも改善できると良いんですが…。一生付き合うものだとは思うのですが、少しでも楽に過ごせたほうがいいですからね(笑)

 

今まで挑戦できなかったこと

誰にでも好みのジャンルもあれば、苦手なジャンルもあるのではないでしょうか。小説一つとっても、恋愛からノンフィクションまで様々なジャンルがあるのですから、当たり前と言えば当たり前ですよね。私はと言えば、恋愛やサスペンス、推理ものはよく読みます。ファンタジーも昔はよく読みましたが、最近は割合が減ってきています。逆にほとんど読んだことがないのがサイエンスフィクション、SFです。
なんとなく難しい作品が苦手っていうこともありますし、ファンタジーと違って基本的には現在の延長線上にある世界が描かれているのがほとんどなので、どうしても現在の常識とかが邪魔してしまって内容が入ってこないときがあるんですよね。世界をしっかり作りこんであるものも多くて、私には情報が多すぎるのかもしれません。でも、先日知り合った友達にあるシリーズをすすめられて、読んでみることにしました。
どうして気が変わったのかと言えば、わからないところはその人が説明してくれると約束してくれたからです。ほんの小さな設定の一つでも、シリーズ一作目では説明されていないけれど、頭に入っていると理解しやすいこともあるんだそうです。わかりやすく説明してもらえるなら、読んでみようかなっていう気持ちになりました。まずはじっくり、わからないところを探すつもりで読んでみます。